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呼吸法


2000年の11月にインターネットの古書店を開業させて頂いた。丁度その頃、関節リウマチになった。手の指が脹れてきたのだ。駅前の整形外科に行って、検査の末に間接リウマチと診断され、治療の難しい、膠原病じゃなくてよかったですねとも言われた。

関節リュウマチと診断されて、家族から専門医に診てもらった方が良いのでは、と言われ、ネットで、リウマチ友の会という存在を知った。そこに電話をして相談したら、練馬という立地から、新宿の大きな大学病院を教えて頂いた。この病院には、「膠原病リウマチ痛風センター」というのがあり、これらの病気に関しては、日本では、一番大きな規模の病院ではないかと思う。診察室が15ぐらいあり、とにかく患者も先生も多いのだ。

この病院に月一回の割合で、もう4年も通っているのだが、この間に色々なことがあった。通院して1年以上たって、2回目のレントゲンを撮った。その結果を見て、先生は、にっこり笑いながら、「やっぱり関節リウマチですね。」と言った。にっこり笑ったのは、自分の診断に間違いはなかったということで、思わず、にっこりしたのだろうが、私にとっては、たとえ誤診であっても、もっと簡単に直る病気の方が嬉しかったのだが・・・。 レントゲンで見る指の骨が、以前と比べると少し欠けていたのだった。

そして、薬の副作用には、随分と悩まされた。診察室の壁に模造紙が貼ってあり、そこに沢山のリウマチ薬のサンプルが貼りつけてある。その中で患者の症状にあわせて、弱い薬から強い薬を選択していくのだ、私は、薬の影響でしょっちゅう、気持ち悪くなったり、吐き気がしたりして事務所で寝込んでしまったことも何回かあった。 その都度薬を替えてもらうのだが、何度目かに、副作用を訴えると、先生曰く、「どうしましょうか?」ときたのだ。私はこの言葉に、一瞬「頼りにならない先生だと」という思いだった。しかし時間がたつにつれ、現代に医療姿勢は、患者の意思を尊重するものであり、患者の考えを確認したうえで、対処するのでは、と思うようになり、あわせて病気は医者が治すのではなく患者本人の病気に対する気持ちが大切と思うようになった。つまり、人まかせでなく、自分の病気は自分で直すという気構えが一番肝心なのだと悟ったものでした。

リウマチがなかなか直らない病気であることを体験して、民間の治療法にもトライしている。今迄試したものは、あざらしのオイル(オイルシール)、サメの軟骨、アロエべラ、核酸などなど。他には、鍼、ラジウム、温泉など今後色々トライしてみたいと思っている。

そんな折に“呼吸法”で、病気が良くなるという言葉を耳にした。そこで、「丹田呼吸法」 村木弘昌著 三笠書房刊 を読んでみた。 心臓病、糖尿病、ガンなど万病に良いとされるこの、丹田呼吸法は、遠くお釈迦様に起因するのだそうだ。お釈迦様は、色々荒行を試みたがこれらの行が、悟りとは無縁であることを知り、かくして、菩提樹の下に座すこと三か月、悟りを得る。このときの呼吸法が、「出る息を長く吸う方は短く」という呼吸法だったそうだ。

この本では、さらに白隠禅師の「夜船閑話(やぜんかんな)」にふれ、内観法、軟酥の法にふれている。軟酥の法は、まさしくイメージトレーニングである。白隠禅師は、これを、山城の国の山奥に住んでいる白幽仙人から教わり、これを実行することによって、鍼も灸もいらないと言っているのだ。

私は、この本の中で紹介されている一番簡単な「三呼一吸法」を毎日続けている。まだ始めて二か月。発病以来四年もたっているので、すぐに直るわけはない。「継続は力なり」で、続けている。

なおこの本のなかでも、紹介されていた、西野バレー団の西野皓三著「西野流呼吸法」 講談社刊、や龍村修著「深い呼吸でからだが変わる」など呼吸法は人間の健康、活力と大いにかかわっているのだということが良く分かった。

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